シャトー・ド・ラ・ボンヌリエール トゥーレーヌ ソーヴィニヨン 2021年のレビュー
それでは、ワイン歴15年以上。ワインエキスパートがレビューします。
テクニカルデータ
商品名:シャトー・ド・ラ・ボンヌリエール トゥーレーヌ ソーヴィニヨン 2021年
Chateau de La Bonneliere Touraine Sauvignon 2021
価格:2,300円(変動します)
呼称:フランス/ロワール/トゥーレーヌ
タイプ:白/辛口
品種:ソーヴィニヨンブラン100%(手摘み/平均35年)
栽培:ビオロジック/エコセール
アルコール度:14%未満
備考:1989年設立の歴史あるドメーヌが造るロワールのオーガニックワインのロングセラー
インポーター:ディオニー
テイスティング
「外観」、「香り」、「味わい」ごとに解説します。
外観
- 透明感のある明るいグリーンイエロー
- 粘性は中程度
香り
- 清涼感のあるレモン
- ライム
- グレープフルーツ
- ハーブ
味わい
- レモンやグレープフルーツ、柑橘系の果実味
- 塩味や石灰、火打ち石等のミネラル感
- フレッシュな酸味と凝縮感
料理とのペアリング
ミネラル感豊かなソーヴィニヨンブランには、魚介系の料理を合わせよう。
写真はカキとナスのパスタ ガーリック風味。
エレガントなランチになりました。
カキは国分の缶つまで時短。
生産者
シャトー・ド・ラ・ボンヌリエール(Chateau de La Bonneliere)
2008年2月、ロワール河流域に広がる銘醸地の中心都市トゥールから南西方面へ車を走らせました。
シャトー・ド・ラ・ボンヌリエールはロワール地方のシノンで1846年創業の歴史ある生産者です。
4代目にあたる現当主マルク・プルゾーは、1998年から有機栽培を実践し、2002年にはエコセール認証を取得、現在はビオディナミ栽培で用いるプレパラシオンを畑に散布するなど自然に調和するワイン造りを行っています。
真南向きの砂質土壌からは質の良いカベルネフラン、粘土石灰質と石灰質で構成する土壌からは膨らみのある香り高きソーヴィニョンブランが健全に育っています。
丁寧に手摘み収穫したブドウは自生酵母で自然な醸造を行います。
兄はロワールの自然派生産者として名を馳せるドメーヌ・ド・ラ・ギャルリエールのパスカル・プルゾーです。
兄弟ともに自然なワイン造りに長けた才能を持ち、故郷ロワールの風土・テロワールと生産者の情熱をワインに表現しています。
「土壌が自然にブドウに与えるフレーバー、白ならパッションフルーツ、赤ならエキゾチックなニュアンス、の香りを感じさせるワイン造りを目指している」とマルクは熱く語ってくれました。
2005年の日本初紹介から、コストパフォーマンス溢れる品質で人気のロングセラーオーガニックワインです
(インポーター資料から抜粋)
ワインエキスパートの総評
ロングセラーとは長年愛され続けていると言うことで、こちらのソーヴィニヨンブランは完成されたクオリティー。
爽やかな柑橘系、ハーブのニュアンスと、豊かなミネラル感、凝縮されたボディ、美しい余韻。
2,000円台とは思えないコスパ最高のソーヴィニヨンブラン。
コラム【夏に大活躍するソーヴィニヨン】
ソーヴィニヨンブランはとても爽やかなブドウ品種である。
特徴は柑橘系のアロマとハーブのニュアンス。
フランス産は柑橘系のアロマが中心で、ニュージーランド産はピーマンをも彷彿とさせるハーブ香が特徴だ。
華やかで爽やかなソーヴィニヨンは圧倒的に夏ワインだが、キリッと冷やすと熱々の鍋物やシチュー等とも良く合う。
季節を選ばず大活躍してくれるワインだろう。
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