ビオ・ラ・ピエーヴェ DOC マレンマ・トスカーナ・ビアンコ "ルナ" 2019年のレビュー
それでは、ワイン歴15年以上。ワインエキスパートがレビューします。
テクニカルデータ
商品名:ビオ・ラ・ピエーヴェ DOC マレンマ・トスカーナ・ビアンコ "ルナ" 2019年
Bio La Pieve DOC Maremma Toscana Bianco "Luna" 2019
価格:1,700円(変動します)
呼称:イタリア/トスカーナ
タイプ:白/辛口
品種:ヴェルメンティーノ/ヴェルディッキオ/ソーヴィニョン・ブラン
栽培:オーガニック/ヴィーガン
アルコール度:12.5度
備考:手摘みで収穫後、速やかに圧搾。小樽で10~12日間発酵。澱と共にステンレスタンクで3~4ヶ月熟成、瓶詰め後さらに2ヶ月熟成。
インポーター:サンリバティー
テイスティング
「外観」、「香り」、「味わい」ごとに解説します。
外観
- 淡いレモンイエロー
- 粘性は中程度
香り
- レモン
- ライム
- グレープフルーツ
味わい
- グリーンメロンやリンゴのような果実味
- ドライなカリンを彷彿とさせる辛口の味わい
- 心地良い酸味と苦味
料理とのペアリング
カジュアルでフレッシュな白ワインなので、寿司や刺身、カルパッチョ等の魚介料理と合わせよう。
熱々のシーフードピザやパエリアも相性抜群。
生産者
アジィエンダ・アグリコーラ・ラ・ピエーヴェ(Azienda Agricola La Pieve)
ティレニア海より30km程内陸の小さな町、トスカーナ州グロッセート県のアルチッレにある家族経営の生産者で、アグリツーリズムとファームステイ、そしてオリーブオイルとワイン造りを行っています。
2002年に農園は完全に有機栽培に転換。
当時はオリーブオイルが主力製品でワイン造りはごく少量のものでしたが、顧客からの要望でワインの生産量を増やす事を決め、2007年から少しずつ畑を買い足していき、現在では7ha.になりました。
強い風と日照、そして500mという標高のおかげで非常に有機栽培に適した場所だとLuca氏は言います。
また、EUのオーガニック認証だけでは無く、2014年からはVeganも取得しています。
(インポーター資料から抜粋)
ワインエキスパートの総評
清涼感のある柑橘系のアロマと、ハチミツのような完熟感を覚える果実味(コク)。
フレッシュでシンプル!ミネラリーな辛口白ワイン。
デイリーで大活躍!
コラム【トスカーナの白ワイン】
トスカーナ州は圧倒的に赤ワインが有名であり、キャンティやブルネロはワインショップやイタリアンには欠かせない存在だ。
トスカーナ州のDOCG(ワインの格付け)の大半は赤ワインが占めており、白ワインは一種類(ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ)しかない。
「いや、赤が有名かもしれないけど私はトスカーナの白が飲みたい!歯も染まらないし」と言う方もいらっしゃると思う。
今回のビオ・ラ・ピエーヴェはDOCだが、ティレニア海が透けて見えるような爽やかな白ワインである。
オーガニック+ヴィーガンと言う個性も見逃せない。
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