ラ ミリエール シャトーヌフ デュ パプ ブラン 2016年のレビュー
それでは、ワイン歴15年以上。ワインショップ店長のワインエキスパートがレビューします。
テクニカルデータ
商品名:ラ ミリエール シャトーヌフ デュ パプ ブラン 2016年
La Milliere Chateauneuf du Pape Blanc 2016
価格:7,000円(変動します)
呼称:フランス/コート・デュ・ローヌ/シャトー・ヌフ・デュ・パプ
タイプ:白/辛口
品種:グルナッシュ・ブラン/クレレット/ブールブラン/ルーサンヌ
栽培:ビオロジック
アルコール度:13度
備考:収量28hl/ha。年産3000本のみ Châteauneuf-du-Papeの北側のCabrières地区にある丘陵地の畑。
インポーター:サンリバティー
テイスティング
「外観」、「香り」、「味わい」ごとに解説します。
外観
黄金がかったイエロー。
ワインの涙の粘度はやや強め。
香り
カリン、黄桃、洋ナシのアロマ。
グラスをスワリングすると、静かに香りが立つ。
味わい
熟したアプリコットやカリンの果実味。
ナッツのようなオイリーなコク、塩味を伴うミネラル感、苦味と酸味を等しく感じる。
若干のリキュールのようなニュアンスを感じる辛口。
料理とのペアリング
コクのある白ワインなので、魚介の中でもサーモン等が最適。
白身の魚でも、ムニエルやフライ等、濃厚な料理が合う。
生産者
ラ ミリエール(La Milliere)
ラ・ミリエールは1940年にフェルナンド・アルノーによって購入されて以降、アルノー家によって代々受け継がれてきたドメーヌで、現在は5代目のミシェルが運営している。
シャトーヌフ・デュ・パプのCabrières(カブリエール)に14ha.を、コート・デュ・ローヌとヴィラージュのエリアに7ha.、そしてヴァン ド ペイ ド ヴォクルーズのエリアに5ha.を所有し、全ての畑において有機農法が実践されている。
(2011年には栽培・醸造ともにビオディナミに移行。)
パプのエリアの一番古いブドウの樹は1891年に植えられたもので、平均樹齢は80年。
セラーに近代的な機器は置かず、現在でも古い樽が使われている。
ワインエキスパートの総評
派手さはないものの、歴史ある産地の厳かな雰囲気を味わえる。
じんわりと感じるブドウの旨味と向き合いたい。