ジェレミー・ショケ ラストコー 2020年のレビュー
それでは、ワイン歴15年以上。ワインショップ店長のワインエキスパートがレビューします。
テクニカルデータ
商品名:ジェレミー・ショケ ラストコー 2020年
Jérémie Choquet Last Cow 2020
価格:3,300円(変動します)
呼称:フランス/ヴァン・ド・フランス(ロワール)
タイプ:赤/ミディアムボディ
品種:コー 100%
栽培:ビオロジック/認証無し
アルコール度:10.5度
備考:ラスコーの壁画のような原始的なエチケット
インポーター:ディオニー
テイスティング
「外観」、「香り」、「味わい」ごとに解説します。
外観
黒みを帯びたガーネット色。
濁りあり、若干の透明感あり。
アルコール度は低いが、ブドウが成熟しているため、ワインの涙は中程度。
香り
ビオ特有のファミックな要素は控え目。
ラズベリー、ブルーベリー、漬物のような発酵の香り。
味わい
爽やかなザクロやブルーベリーの果実味が広がり、パプリカ、シナモン、ブラックペッパー、ハーブのニュアンスが追随する。
ファミックな野生感、スパイス感がワインに奥行きを与えている。
料理とのペアリング
軽めの肉料理と合わせよう。
当店バイヤーがペアリングしたのはボロネーズ。
生産者
ジェレミー・ショケ(Jérémie Choquet)
Jeremie Choquetジェレミー・ショケは1983年6月9日生まれ。
Toursの近くにRocheという美しい街があり、そこの農業学校を卒業の後、2009年にThierry Puzelatの友人でアンジェでBIOを実践するパスカルの醸造所で1年修行をした。
2015年に近所のワイナリー、Domaine de la Gaudronnieireの15haの畑の仕事をし、そのオーナーが持つ畑の6haをジェレミーが借りる事になった。
そして2015年から完全ビオを実施。
1.6ha Pinot Noir、 0.80ha Cot、 0.40ha Gamay そして2019年から2.3haのソーヴィニヨンブランを借りた。
2020VTGまでは、畑の仕事は主にジェレミーが中心、そして醸造は元奥様Blandineが担当。
2021VTGからは醸造まですべてジェレミーが行っている。
生産量はまだまだ少なく、50%フランス、50%は輸出でフィンランドと日本とアメリカの3つの国だけである。
ワインエキスパートの総評
ピノノワールを彷彿とさせるエレガントなコー。
ビオならではの純朴感、複雑味を味わえる興味深い1本。
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