ウマニ・ロンキ “フォンテ・デル・レ” ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ 2021年のレビュー
それでは、ワイン歴15年以上。ワインショップ店長のワインエキスパートがレビューします。
テクニカルデータ
商品名:ウマニ・ロンキ “フォンテ・デル・レ” ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ 2021年
Umani Ronchi "Fonte del Re" Lacrima di Morro d'Alba 2021
価格:約2,377円(変動します)
呼称:イタリア/マルケ Lacrima di Morro D.O.C.(D.O.P.)
タイプ:赤/ミディアムボディ
品種:ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ
アルコール度:13度
備考:ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバは、現在に残存する奇跡的なブドウ品種と言われています。“ラクリマ”は「涙」を意味するイタリア語。これは熟したブドウの房に落ちる「しずく」に由来します。
インポーター:モンテ物産
テイスティング
「外観」、「香り」、「味わい」ごとに解説します。
外観
濃いガーネット色。
グラスを伝うワインの涙の粘度はやや強い。
香り
オレンジを彷彿とさせる柑橘のアロマ。
クランベリーやイチゴ、赤い果実のニュアンス。
スミレの香りを仄かに感じる。
味わい
赤い果実にブラックペッパーやミントの要素が混ざる。
スパイス感とヨーグルトのような酸味、適度なタンニンを味わえるミディアムボディ。
料理とのペアリング
- サラミ類
- トマトや肉ベースのパスタ
- 白身の肉料理
- 青魚の前菜
- 魚介のスープ
- ミディアム・ハード・チーズ
生産者
ウマニ・ロンキ社(UMANI RONCHI)
創業1955年 素晴らしいワインを数多く生み出す、マルケ州を代表するリーディングワイナリー。
2012年度版ガンベロ・ロッソ誌では"カサル・ディ・セッラ・ヴェッキエ・ヴィーニェ"が「白ワイン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれました。
ヴェルディッキオやモンテプルチアーノなど土着の品種を使った長期熟成の偉大なワインのみでなく、デイリーに楽しめるコストパーフォーマンスの高いワインにも定評があります。
イタリア中部の東海岸、美しい自然に恵まれたマルケ州のワイナリー、ウマニ・ロンキ社。
設立は1955年。
いち早く近代的な畑の管理法やブドウ栽培法、新しいワイン醸造法を取り入れました。
近年ではガンベロロッソ誌を初め、国際的にも評価の高いワイン醸造家、ジュセッペ・カヴィオラ(Giuseppe Caviola)氏をコンサルタントに迎え、バリック熟成を取り入れた“レ・ブスケ”や“クマロ”、また「スーパー・マルケ」と言われる“ペラゴ”など、優れたワインを生み出しています。
また、2004年4月には、同社オーナーのベルネッティ家に伝わる紋章から、“すい星”を模したロゴを発表。幸運のサインとして知られるシューティングスターがウマニ・ロンキ社のシンボルマークとなりました。
マルケ州のリーダー的な存在であるとともに、そのコストパフォーマンスのよさで知られる同社のワインには、気軽にワインを楽しんでほしいという熱い思いが込められています。
(インポーター資料から抜粋)
ワインエキスパートの総評
チャーミングでエレガント。
重すぎず、爽やかなアロマと酸味を堪能できる女性向けのワイン。
清涼感がある癒やし系の味わい。
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