セバスチャン・リフォー サンセール オクシニス ヴィニフィエ パー ジュンコ・アライ 2017年のレビュー
それでは、ワイン歴15年以上。ワインエキスパートがレビューします。
テクニカルデータ
商品名:セバスチャン・リフォー サンセール オクシニス ヴィニフィエ パー ジュンコ・アライ 2017年
Sebastien Riffault Sancerre Auksinis Vinifie par Junko Arai 2017
価格:5,000円(変動します)
呼称:フランス/ロワール/サンセール
タイプ:白/辛口
品種:ソーヴィニヨンブラン100%
栽培:ビオディナミ/カリテフランス/ビューロヴェリタス
備考:新井順子さんがセバスチャン・リフォーのブドウで仕込んだコラボキュヴェ
インポーター:ディオニー
テイスティング
「外観」、「香り」、「味わい」ごとに解説します。
外観
- 若干の濁り
- オレンジがかった深いイエロー
- 粘性はやや強め
香り
- ハチミツ
- 完熟したリンゴ
- 黒糖
味わい
- 微かな発泡感(シードルのようなイメージ)
- リンゴの蜜
- 塩味
- 苦味を伴うミネラル感
料理とのペアリング
ワインに複雑味があり濃厚なコクがあるので、ポークステーキと相性が抜群。
タルタルソースが掛かったサーモンのムニエル等も。
生産者
セバスチャン・リフォー &新井順子(Sebastien Riffault&Junko)
セバスチャンのワインと御縁が合ってから、翌年彼の醸造所に訪問した時に言いました。「私もこの3つの最高の畑で醸造してみたい」と…。
「えッ ?」セバスチャンは意味が解らないようでした。
「実は2011年が最後の私の畑のソーヴィニヨンブランの醸造でその畑は売ってしまうのです。だから2012年からはここで造りたいと・・・」
私は自分の畑をCotとPinot NoirとChardonnayの自分で植樹した3つの品種に絞った為、残念ながらソーヴィニヨンブランを手放す事にしたのです。
1年は365日しかないので、時間配分の関係でした。
でも「最も好きなソーヴィニヨンブランをTouraineより格上の、それも馬で耕しているセバスチャンの葡萄で仕込めたら幸せだろうな…」って思い、それをポロッと口にしたら「いいよ…」と。
本当だろうか ??? そこからこのプロジェクトがスタートしました。
セバスチャンの醸造方法は、基本は全て一緒です。
収穫後葡萄を絞り、大きなタンクで1年発酵させ、もう1年古樽で熟成させる…と。
しかし私がBOIS LUCASで行ってきた醸造方法は違います。
プレス後直ぐに樽で発酵・熟成させるのです。
私にとって完全還元化のタンクでゆっくり発酵させるより、木の目の詰まっていない新樽で柔らかい還元化で、自然なスピードで発酵させる方が好きだからです。
どっちが良いか、それぞれの考え方があります。
その私の方法で、セバスチャンの葡萄で仕込んだサンセール。是非とも2人の醸造の違いをお試し下さい。 (新井順子)
(インポーター資料から抜粋)
ワインエキスパートの総評
ビオ好きにはたまらないサンセール。
濁りあり、完熟感あり、余韻の苦味の中にバニラや乳酸のニュアンスがあり、複雑味に溢れている。
セバスチャン・リフォーと新井順子の奇跡のコラボ。
ショッピング
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(生産量が少ないため、ヴィンテージ違いの可能性はあります)