リブランディ チロ・ロッソ・クラッシコ 2021年のレビュー
それでは、ワイン歴15年以上。ワインショップ店長のワインエキスパートがレビューします。
テクニカルデータ
商品名:リブランディ チロ・ロッソ・クラッシコ 2021年
LIBRANDI Ciro Rosso Classico 2021
価格:2,374円(変動します)
呼称:イタリア/カラブリア/チロ(D.O.P.)
タイプ:赤/ミディアムボディ
品種:ガリオッポ
アルコール度:13.5度
備考:エレガントでバランスのとれた味わい!印象的なベリーの香り!
インポーター:モンテ物産
テイスティング
「外観」、「香り」、「味わい」ごとに解説します。
外観
- クリアで淡いガーネット色
- 粘性はやや強め
香り
- チェリー
- イチゴ
- ラズベリー
味わい
- フレッシュなイチゴの果実味
- ハーブ
- スパイシー
- ドライ
料理とのペアリング
牛肉の赤ワイン煮込み、仔羊肉の料理、こしょうを使った肉のロースト等、肉料理全般。
スパイシーな味付けが合う・・と、人気ワイン漫画で紹介されたことがあるワイン。
メインにキノコ類を添えるとワインがすすむだろう。
生産者
リブランディ(LIBRANDI)
リブランディ社はカラブリア州ターラント湾南側の岬、イオニア海に面した小さな街チロ・マリーナに位置する。
そこは素晴らしい粘土質の土壌と昼夜の寒暖差をもたらすイオニア海とシーラ山地の間という地形に恵まれ、“エノトリア・テルス”(ワインの大地)と称えられたほどブドウ栽培に最適な土地である。
リブランディ家はこの地で4代に渡りブドウを栽培し、「ワインを通じてカラブリア州が持つ豊かな土地、歴史、文化を伝えたい」と土着品種から造られたワインの魅力を伝え続けている。
伝統を大事にしながらも、地ブドウのガリオッポとカベルネ・ソーヴィニョンを組み合わせて偉大なワインを造る、という画期的な試みにより1988年に「グラヴェッロ」を生み出すと、瞬く間に“スーパーカラブリア”として世界的に一躍有名になるなど、新たな挑戦にも余念がない。
2013年には、チロワインの再生へのひたむきな努力と実績が認められ、社長のニコデモ・リブランディ氏がガンベロ・ロッソ誌で「最優秀ブドウ栽培者賞」を受賞し、さらなる躍進への弾みとなった。
(インポーター資料から抜粋)
ワインエキスパートの総評
チャーミングなベリーのアロマ、しつこくない果実味、適度なスパイス感・・と、三拍子揃った優等生。
面白みが無い分、隙も無い、「最近のビオビオしたワインはちょっと・・、こう言うので良いんだよ、こう言うので」的なワイン。
リブランディ社は地ブドウのガリオッポとカベルネ・ソーヴィニョンを組み合わせて「スーパートスカーナ」ではなく、「スーパーカラブリア」を造っている。
今回はチロなのでガリオッポだが、機会があれば他のキュヴェも飲んで欲しい。
ショッピング
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