ガン ヴァン 2018年のレビュー
ライオンのエチケットがポイント!日本人醸造家が造ったオーガニックボルドー。
ワインエキスパート!ワインショップ店長がレビューします。
テクニカルデータ
商品名:ガン ヴァン 2018年 (篠原麗雄プロデュース)
Gang Vang 2018
価格:2,800円(価格は変動します)
タイプ:赤/フルボディ
呼称:フランス/フラン・コート・ド・ボルドー
認証:ビオディナミ/ビオロジック/エコセール
品種:メルロー 65%、カベルネソーヴィニヨン15%、カベルネフラン10%、マルベック10%
SO2:24㎎/L
アルコール度数:14%
テイスティング
「外観」、「香り」、「味わい」ごとに解説します。
【外観】
- 深いガーネット色
- 濃い色合い
【香り】
- 完熟したカシス
- ブラックベリー
- スパイス
- ココア
- ドライフルーツ
【味わい】
- 豊かで収斂性のあるタンニン
- 凝縮感のある果実味
- 芯の通ったミネラル感
- エレガントで雅なフルボディ
料理とのペアリング
肉料理全般。
ボルドーと肉料理はバッチリ合う。
生産者
クロ・レオ(Clos Leo)
オーナー篠原麗雄は兵庫県宝塚生まれの日本人醸造家。
大阪のワイン販売店で働いていたが、ジャン・リュック・テュヌヴァンに誘われ渡仏し、サンテミリオンのシャトー・ヴァランドローでワイン造りを手掛けた後、2002年にカスティヨンで0.83haのブドウ畑付きの家を購入した。
ガン・ヴァンは篠原麗雄らしい上品でしなやかな個性を兼ね備えながらも、気軽に普段の食卓で多くの方々に楽しんで頂く、篠原麗雄プロデュースのカジュアルワインである。
ワインエキスパートの総評
どこか日本らしい雅な雰囲気を醸し出すエレガント・ボルドー。
アロマに完熟感がありながら、味わいは豊かで収斂性のあるタンニンを感じる。
一本芯の通った色気あるワイン。
3日目:まだ美味い。タンニンと果実味のメリハリがハッキリとしたエレガントスタイル。収斂性を感じ、ミネラリー。
2023年10月8日追記
久々に飲んだので追記。
深みのあるガーネット。粘性は強め。
熟した果実、ドライフルーツ、ミント、ピーマンのアロマ。
完熟したカシス、ブラックベリー、ブラックペッパーのニュアンス。
シナモン、スパイス感、甘さは控え目だが、時間が経過するとコクと共に完熟感が顔を出す。
エレガントさと力強いタンニンを併せ持つ美味しいボルドー。