ゴヨ・ガルシア・ヴィアデロ フィンカ ロス ケマド 2019年のレビュー
それでは、ワイン歴15年以上。ワインショップ店長のワインエキスパートがレビューします。
テクニカルデータ
商品名:フィンカ ロス ケマド 2019年
Finca Los Quemados
価格:4,400円(変動します)
呼称:スペイン/リベラ・デル・ドゥエロ
タイプ:赤/フルボディ
品種:テンプラニーリョ 100%(手摘み/平均56年)
栽培:ビオロジック/認証なし
アルコール度:14度
備考:区画ケマドは赤砂と小石の土壌でテンプラニーリョを除梗しスミマセラシオンカルボニック後、ステンレスタンクで発酵し225Lの古樽で熟成しました。
インポーター:ディオニー
テイスティング
「外観」、「香り」、「味わい」ごとに解説します。
外観
濁りのある濃いガーネット色。
グラスを伝うワインの涙の粘性は強め。
香り
オーク、カカオ、バニラ等のアロマに、プルーンのようなニュアンスが混ざり合う。
熟したカシス、ミント、ブラックペッパーのアロマも感じられる。
味わい
口に含むと、フレッシュなチェリーの果実味、ドライフルーツ、チョコレートのようなコクとバルサミコ酢のような美しい酸味が広がる。
エレガントでありながら、収斂性のあるタンニンを感じる複雑味のある味わい。
料理とのペアリング
生ハム、ソーセージ。
肉料理全般。
生産者
ゴヨ・ガルシア・ヴィアデロ(Goyo Garcia Viadero)
スペインの一大銘醸地リベラ・デル・ドゥエロの素晴らしい生産者。
スペイン国内では推しも推されぬ超一流の生産者として名を馳せている。
化学肥料、除草剤、農薬などの化学物質は畑に一切使わない。
畑が完全にビオに転換されるまでの6年間、彼はワインをリリースしなかった。
2003年に畑を持ち、2008年がなんと彼の初ヴィンテージである。
強いこだわりと誇りが感じられる。
ブドウ樹の多くは100年近くの古木で、株仕立て(ゴブレ)。
クオリティを求め収量を抑え、収穫は良質な酸味を得るためにこの地の他の生産者に比べ早く行われ、黒ブドウと白ブドウを混醸。
これはこのリベラ・デル・ドゥエロの古き良き醸造方法で、現在ではこの混醸法を取る生産者はあまり見られない。
ブドウはすべて除梗され、自然酵母で発酵、瓶詰めまで添加物は無い。
赤果実中心で軽快な旨味テイストのナチュラルワインが席巻している昨今に一石を投じるようなスペイン銘醸地ナチュラルワインである。
ワインエキスパートの総評
一言で表すと複雑味のあるワイン。
開けてすぐに飲み干すのではなく、変化を楽しみたい。
※初日は素っ気なくても、時間が経過すると表情が変わります。
抜栓後、冷蔵庫保管だと日持ちします。
ショッピング
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