ワインエキスパートの葡萄酒学

WINE LINE◆ワイン・ライン

【分かりやすく解説】ワインのアルコール度数は?健康に良いって本当?

2022年6月29日

「ワインのアルコール度数って何度だろう」
「ワインの1日の適量は?二日酔いしない飲み方は?」
「コロナで在宅が増えて健康が気になる・・ワインって健康に良いの?」

このような疑問にお答えします。

本記事の内容

  • ワインのアルコール度数は?
  • ワインの1日の適量は?
  • ワインが健康に良いって本当?

ワイン・ライン荒野

この記事を書いている私は、ワイン業界歴10年以上、現役でワインの仕事をしています。
30歳で副業としてワインショップを起業し、本業の酒売り場でも数え切れないほどのワインを扱っています。
ワインエキスパートの資格も取得している私が、解説していきます。

 

ワインのアルコール度数は?

ワイン・ラインのワインボトル

難しい話ではありません。ササッと確認していきましょう。

ワインのアルコール度数

ワインの平均的なアルコール度数は13%~13.5%です。
最近は、温暖化の影響でブドウが熟すため、14%超えも珍しくなくなってきました。
これはブドウの糖度によってアルコール度数が変わってくるからです。

平均的なアルコール度数を12%としているサイトもありますが、そこまで低いワインはあまり見掛けません。
カジュアルな白ワインや微発泡ワインには9%~11.5%の商品もありますね。

その他のお酒のアルコール度数

  • ビール 4%~5%
  • チューハイ 3%~7%
  • 日本酒 15%~17%
  • ウイスキー・ブランデー 43%
  • 本格焼酎・甲類 25%・35%

 

ワインの1日の適量は?

それでは、実体験も踏まえて解説していきます。

ワインの適量

ワインの適量は、1日グラス(120ml)1杯~2杯とされています。飲み過ぎは注意です。

二日酔いしない飲み方

理想はワインを飲んでいる間に水も飲むことですが、盛り上がっているワイン会では難しいでしょう。
ワインを飲んだ後に、水やポカリをしっかりと飲みましょう。
また、飲む前にウコン入りのドリンクを飲んでおくことも効果があると言われています。

 

ワインが健康に良いって本当?

これは本当です。確認していきましょう。

原料のブドウにミネラルたっぷり

ミネラル分は美容や健康に影響を与えます。

フレンチ・パラドックス

「肉食が多いフランスで心疾患による死亡率が低いのは、赤ワインを多く飲むから」と言う説です。これは話題になりましたね。

赤ワインにはポリフェノールが含まれている

ポリフェノールには抗酸化作用があり、動脈硬化を防ぎます。

血栓症とがん予防!レスベラトロール

ポリフェノールの一種で、血栓症を予防し、抗がん作用があるとも言われています

認知症やアルツハイマー病の予防!

一定量のワインを毎日飲み続けると、認知症やアルツハイマー病の予防になると言われます。

白ワインは腸のバランスを整え、抗菌力がある

白ワインにはミネラルがバランス良く含まれており利尿作用、食欲増進効果があり、腸内のバランスを整えます。
大腸菌やサルモネラ菌に対する抗菌力が高く、速効性があります。

1日、2杯~3杯飲むと効果があると言われています。適量を考慮すると、2杯程が良いかもしれません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ワインのアルコール度数や、上手な飲み方、健康との関係性について解説しました。
最後にお伝えしたいことは、「何事も適量が望ましい」と言うことです。
限界まで飲むのではなく、少々物足りないくらいで丁度良いでしょう。

それでは、良いワインライフを!

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