ラ ミリエール シャトーヌフ デュ パプ ヴィエイユ ヴィーニュ 2015年のレビュー
それでは、ワイン歴15年以上。ワインショップ店長のワインエキスパートがレビューします。
テクニカルデータ
商品名:ラ ミリエール シャトーヌフ デュ パプ ヴィエイユ ヴィーニュ 2015年
La Milliere Chateauneuf du Pape rouge vieilles vignes 2015
価格:7,000円(変動します)
呼称:フランス/コート・デュ・ローヌ/シャトー・ヌフ・デュ・パプ
タイプ:赤/フルボディ
品種:グルナッシュ60%/シラー、ムールヴェードル、サンソー、クノワーズが10%ずつ
栽培:ビオロジック
アルコール度:14.5度
備考:収量31hℓ/ha。グルナッシュは1891年から1920年にかけて植えられたもの。(最長で樹齢119年)
インポーター:サンリバティー
テイスティング
「外観」、「香り」、「味わい」ごとに解説します。
外観
濁りのあるオレンジがかったガーネット色。
グラスを伝うワインの涙の粘度は強め。
香り
爽やかなチェリー、ラズベリー、プラムのアロマ。
清涼感あり。
カカオのニュアンスあり。
味わい
口に含むとチェリー、イチゴ、ラズベリーの果実味が広がる。
シソ梅、ペッパーのニュアンスと共に熟成感を味わえる。
ミディアムボディ。
料理とのペアリング
アルコール度数が14.5度と高いが、熟成感があるので、重すぎない肉料理と合わせよう。
チンジャオロースやホイコーロー等の中国料理、鶏肉料理、ポークソテー等。
生産者
ラ ミリエール(La Milliere)
ラ・ミリエールは1940年にフェルナンド・アルノーによって購入されて以降、アルノー家によって代々受け継がれてきたドメーヌで、現在は5代目のミシェルが運営している。
シャトーヌフ・デュ・パプのCabrières(カブリエール)に14ha.を、コート・デュ・ローヌとヴィラージュのエリアに7ha.、そしてヴァン ド ペイ ド ヴォクルーズのエリアに5ha.を所有し、全ての畑において有機農法が実践されている。
(2011年には栽培・醸造ともにビオディナミに移行。)
パプのエリアの一番古いブドウの樹は1891年に植えられたもので、平均樹齢は80年。
セラーに近代的な機器は置かず、現在でも古い樽が使われている。
ワインエキスパートの総評
オールドヴィンテージのシャトーヌフデュパプ。
- 古木のブドウを使用していること
- 熟成期間が長いこと
- オーガニック
以上の理由で「通向け」だが、確固たる技術を感じるワインに仕上がっている。