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ル マス ド ベルトラン AOC サン・サトゥルナン 2016年

2023年6月16日

ル マス ド ベルトラン AOC サン・サトゥルナン 2016年のレビュー

それでは、ワイン歴15年以上。ワインエキスパートがレビューします。

テクニカルデータ

商品名:ル マス ド ベルトラン AOC サン・サトゥルナン 2016年
Les Mas de Bertrand AOC Saint Saturnin 2016

価格:2,700円(変動します)

呼称:ラングドック/サン・サトゥルナン

タイプ:赤/フルボディ

品種:カリニャン95%/グルナッシュ5%

栽培:オーガニック(AB、DEMETER)

備考:樹齢100年/年産5,000本

インポーター:サンリバティー

テイスティング

「外観」、「香り」、「味わい」ごとに解説します。

外観

  • 深みのある落ち着いたガーネット
  • 粘性は強め

香り

  • ブラックベリー
  • カシス
  • カカオ
  • タバコ
  • ハーブ

味わい

  • ミネラリーで豊かなタンニンを感じるフルボディ
  • スパイシーで複雑味のある味わい

料理とのペアリング

豊かなタンニンを感じるワインなので、肉料理との相性が抜群。

生産者

ドメーヌ ドゥ マラヴィエイユ(Domaine de Malavieille)
ラングドック地方北部、エロー県の中北部に位置するAOCコトー・デュ・ラングドックのサブ・リージョンであるテラス・デュ・ラルザック(Terrasses du Larzac)に居を構える生産者。
テラス・デュ・ラルザックには、さらに高地のサン・サトゥルナンとモンペイルーを含んでおり、更に強いワインを産み出す地域として知られています。
このドメーヌの歴史は現当主のミレイユ・ベルトランの祖母、ジュリエットが1914年にブドウの苗を植えた事から始まりますが、耕作の歴史はさらにフランス革命後の1793年にまで遡ります。土壌は、7億年前に火山が噴火によって流れた溶岩が固まって生成された玄武岩質の赤土と、砂利質によって構成された非常に水はけの良い土壌が中心です。
栽培を始めた頃から有機栽培を実践し続けており、その方法を変える事無く2003年にAB、2005年にdemeterの認証を取得し、家族経営ならではのコストパフォーマンスに優れたビオディナミによるワインを造り続けています。
(※インポーター資料より抜粋)

ワインエキスパートの総評

飲みやすいミディアムボディのワインが増える中、今時珍しいゴツゴツとしたタンニンを味わえるフルボディの1本。
ふくよかなボディながらドライな飲み口で、凜としたミネラル感が余韻を引き締める硬派なワイン。
開けてから7日経過してもまだ美味い!オススメ。

コラム【フルボディのワインと回転率】

私がワイン業界に入った頃は、フルボディのワインがまだ多かったと記憶している。
しかし、最近はミディアムボディの飲みやすいワインが増えたように思う。
客としてもソムリエに「飲み頃は10年後です」と言われても置き場に困るというわけである。
生産者側からしても早くお金にならないと困るので、回転の速いワインを造る。

しかし、マラヴィエイユのワインは昔ながらのゴツゴツしたタンニンを感じる。
しかもカリニャン95%と言う変わり種である。
残念ながら生産量が少なくてネットショップでも見掛けることが少ないので、気になる方はワイン・ラインまでご連絡下さい。

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